未来の食と生活 ~ これから3年以内に起きること

合成肉、合成小麦、合成米、そしてビタミン・ミネラル粉末。着色料と香料、甘味料、化学調味料(たんぱく加水分解物、酵母エキス、グルタミン酸調味)、最後に塩。

そう遠くない未来の食料は、これらの食材を使ってさまざまな形に“料理”された人工食に置き換わっていくでしょう。さらにメタバースの技術で、かなり多くの人類が仮想空間のゲームにハマることになり、当然、不健康な生活習慣による短命化も進むと思われます。

内閣府という役所の公式サイトにさえ「ムーンショット計画」という、ある意味荒唐無稽な未来像が「日本人の未来像」として大真面目に掲げられているわけですから、すべて現実の既定路線であるということになります。

ムーンショットのイメージ(内閣府サイトより引用)

そう考えると、日本だけでなく、世界中で「食料生産の問題」が話題にならない理由がよくわかります。食料の自立は、個人の自由の確立につながります。食べ物が確保できるようになれば、誰からも縛られる理由がなくなるからです。つまり、食料問題が公の話題にならないようにする「見えない力」が働いている、ということです。

(具体的なことは書けませんが、長い間、全国紙の記者をしていた私の確信として受け取ってください)

日本人の一部には、まだ自分の頭で考え、行動できる人が残っています。そして「食の確保」が最も大事な要素であることにも気付いています。その割合は、ざっくり見積もって0.01%、つまり日本では約12,000人といったところでしょう。この人たちは、(もちろん私も含めて)何らかの行動を起こしています。

私は自然農法の技術開発と普及にほとんどの時間をかけています。そして、共鳴する近隣地域の人々が、農園に集まってきています。いろいろな地域で、自給自足が成り立つコミュニティの形成が始まっていて、Iターン、Uターンによる人の移動も起こっています。ただし、行動に移している人は0.01%ですから、全体から見ればほとんど動きはないように見えるでしょう。

しかし、そうしたコミュニティの核が世間の目に触れ始める2022年は、0.1%の人々、つまり約120,000人が「事の重大さ」に気づいて、行動を起こし始めるでしょう。共感できるそれぞれのコミュニティに新たな入植者として加わります。一方、社会の混乱は苛烈を極めるようになり、前述した「人工食」の普及も進むでしょう。しかし、ほとんどの人はマスメディアや中央集権型のSNSに誘導されていて、解放される機会を見い出すことはないでしょう。

新しい入植者によってコミュニティの食料が増産されます。2023年、その情報をキャッチした1%の人々、つまり約1,200,000人が、コミュニティに移住することになるでしょう。この1年がタイムリミットで、2024年に突入すると、ベーシックインカム制度がスタートし、ほとんどの人々は自由な思考、自由な行動を奪われてしまい、移動はできなくなるでしょう。

世界は、人工食とベーシックインカムに支えられたコミュニティで生活する99%の人々と、自然食の自給自足により質素ながら健康で、充実した生活を確保する1%の人々に明確に分かれます。そして、人工食グループは急速に人口が減り続け、自然食グループは逆に人口を増やし続けます。やがて人口の逆転現象が起き、新しい未来社会が到来するでしょう。

ひょっとすると、私が生きているうちに、そんな未来社会が見られるかもしれません。それがいまの私のイメージです。

よこうち・たけし 自然農法家・ジャーナリスト 10年以上の全国紙記者経験を経て、まちづくり、福祉、教育分野を訪ね歩き、最後のテーマとして「食と農」の道に入る。肥料と農薬を一切使わない農法で特許取得。自給できる日本、自立した日本の再興を目指して活動を始める。

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