バブル崩壊というカムフラージュ

ビットコインという仮想通貨が2020年の年末から「爆上げする」といううわさが世間に流れ始め、一時は1枚700万円を超えました。仮想通貨バブルと言われ、いままで仮想通貨に興味のなかった大勢が投資目的で参入しています。ところが、5月中旬に暴落し、いま400万円前後で上下しています。

そんな状況の中で、「ビットコインのバブル崩壊が始まった」という記事を経済学博士が投稿しているのを見つけました。経済学者の書いたものは久しぶりでしたが、これを読むと、日本の経済学者は本当に経済音痴なのだと思います。

というのも、ビットコインや他の仮想通貨を、たんに投資対象としてしか見ていないからです。いまの仮想通貨市場に関する動きは、世界経済の変化(グレートリセット)や、世界の仕組みを作った支配層の動向も加味した、深い分析と判断が必要であると、私は考えています。

もっとも、仮想通貨について関心を持ち、調べ始めたのは2020年の年末からでしたので、まだ情報収集の点で不足があるかもしれませんが、ほぼ全体像は見えてきた気がします。そして、これまで「仮想通貨」と呼んでいた表現は、何か別の表現が必要な時期であるとも感じています。たとえば、同じ「かそうつうか」でも、さまざまな機能を加えることができる「加装通貨」と表現するなど。

表現はさておき、そもそもビットコインがなぜ高額で取引されてきたのか、その本質を見極めることが重要だと思われます。その本質とは、「インターネットが存在する限り、ビットコインをなくすことができない」という独立した存在であることです。これは、たとえ国家権力を用いたとしても、この資産を奪うことができない技術である、ということです。

一般的な議論としては、「マフィアのマネーロンダリングに使われている」という指摘があって国家の規制対象になると言われています。しかし、冷静に世界を見ていると、規制だらけの法定通貨でさえ、すでにマネーロンダリングは日常的に行われています。ということは、マネーロンダリング云々は口実であって、その裏では、支配層がビットコインを取り込んで、一般庶民には規制をかけつつ、自らの隠れた資産として運用していこうという意図が隠されていると考えるのが妥当でしょう。

仮想通貨に限らず、株式であっても、支配層による相場の操作は周知の事実ですから、「バブル崩壊」とか「国家による規制」とかで表現される状況は、あくまで表向きの話であって、その背後にあるものを見逃してはいけないと思います。

これから3年間のうちに、各国の法定通貨はすべてデジタル通貨に置き換わるでしょう。そして、国際決済や貿易金融には、デジタル通貨のほかに、用途に応じたさまざまな仮想通貨が使われるようになるでしょう。そしてその先にあるものは、衣食住に関するモノ、サービスなどの物資の適正配分です。貿易や各国内の流通が、AIと電子決済によって管理されていくでしょう。

この時に気を付けなければいけないのが「食」に関することです。99.99%の人はゲノム編集に支えられる農産物と添加物で合成された「人工食」を配分されることになります。少なくともその輪に飲み込まれないよう準備を整えることが必要だと思っています。

よこうち・たけし 自然農法家・ジャーナリスト 10年以上の全国紙記者経験を経て、まちづくり、福祉、教育分野を訪ね歩き、最後のテーマとして「食と農」の道に入る。肥料と農薬を一切使わない農法で特許取得。自給できる日本、自立した日本の再興を目指して活動を始める。

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