人間の移動が始まっている

生き残りをかけて、あるいは日本の再興を目指して、人間の移動が始まっています。私の住む千葉県我孫子市のHalu農園の近くに転居される若い世代の方もいるし、日本の各地に移住、あるいはIターンを決めて、年内に「新しい生活」を始める人がかなり出てくるでしょう。

これは、日本の近代国家としての枠組みが壊れ始めていることに気づく人が現れた、と言い換えても良いと思います。国家が壊れるとすれば、新しい国家ができるまでサバイバルしなければいけませんし、また、自ら新しい国家を作っていかなければいけないでしょう。

ざっくり、これから3年間の人間の移動をイメージしてみます。

2021年は0.01%
国内で人口の0.01%にあたる1万人が移動するでしょう。この人たちは、国家の崩壊を感じ取り、都市から地方へ、あるいは地方から地方へ、新しい人生を描いて実行に移す人たちです。明らかに目線は未来です。移動先で同志を見つけるとともに新しい生活を実現することで、未来の日本を作り出す核になります。

2022年は0.1%
「政治が悪い」「マスメディアが悪い」と非難していても埒が明かないことに気づいた人が、前年に移動した人たちの背中を追いかけて移動を始めるでしょう。それでも人数は人口の0.1%、10万人といったところでしょう。ごく小規模ながら、各地で新しいコミュニティの核ができ始めるでしょう。コミュニティ単位での自給自足を実現する目途が立ってきそうです。新しい日本の枠組みもデザインできそうです。

2023年は1%
世界経済は目に見えて崩壊が始まり、食料難も本格的に訪れるでしょう。日本はコメの備蓄を消費しながら細々と生きながらえる経済社会になりそうです。食料は、添加物によって水増しされた人工食が中心になり、栄養不足と化学薬品中毒による病気がさらに増え、人口は急激に減るでしょう。ここで、まだ経済的に体力の残っている1%、100万人が新しいコミュニティに移り住もうと移動を始めるでしょう。新しいコミュニティは何とか自給自足の形を整えられそうです。

2024年は10% これが最後のチャンス
1万円札の切り替えが予定されている年ですが、この年はハイパーインフレーションによる通貨切り下げも合わさるかもしれません。栄養価の乏しい食料の配給制になり、人口の10%1,000万人が新しいコミュニティに入ろうと移動を始めるでしょう。しかし、コミュニティで迎えてもらえるかどうかは不透明です。また、残りは移動する経済的な体力もなく、残念ながら移動はかなわず、その場で一生を遂げることになるでしょう。

世界的にも人口は急激に減少し、途上国では民衆の暴動が当たり前に起こり、世界各地の国家が壊れることになります。ここを生き残った人々が、自給自足を実現したうえで、新しい国づくりを始めることになるでしょう。この動きは、世界同時に起こると思われます。政治の一新も、ここからスタートするでしょう。何とか生き延びた人たちによって。

以上がこれから3年の間に起きる人間の移動についての予測です。

たぶん、当たらずとも遠からず、そんな気がしています。私は0.01%の中にいますが、移動はせず、いまのHalu農園を全国の新しいコミュニティの「ハブ」としてつなぎ役になろうと考えています。

よこうち・たけし 自然農法家・ジャーナリスト 10年以上の全国紙記者経験を経て、まちづくり、福祉、教育分野を訪ね歩き、最後のテーマとして「食と農」の道に入る。肥料と農薬を一切使わない農法で特許取得。自給できる日本、自立した日本の再興を目指して活動を始める。

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