自然界の異変がついに始まったのか?

千葉県我孫子市のHalu農園では、3月初旬の啓蟄のころから、一斉に生き物が動き始めました。「生命は膨らむ」という考え方の通り、Halu農園では、虫や動物がどんどん増えています。ところが、例年とは明らかに異なる事態が起きています。

それは、ウグイスの鳴き声が聞こえてこないことです。例年、2月下旬には私の自宅や農園(徒歩10分の場所)にかけて、あちこちでウグイスがきれいな声で鳴き始めます。ところが、今年は私の自宅も農園周辺も、まったく声がしてきません。つい先日、4月に入ってようやく、1羽の鳴き声が農園近くで聞こえてきました。

あれほどたくさんいたウグイスはどこに消えてしまったのか?(動画は、2020年5月撮影。この年までは、2月上旬から秋まで、四方からウグイスの声が聞こえていました)

少なくとも、Halu農園では、ウグイスの餌となる虫がたくさんいるので、ウグイスがいなくなる理由が見当たりません。ただ、世界を見渡すと、昆虫が減り続けているという研究者の観測結果が伝えられています。Halu農園以外の地域で餌となる昆虫が減ってきて、それでウグイスがいなくなってしまったとすると、これは自然界の生態系に大きな異変が起きていることになります。

生態系のバランスが狂い、それが鳥の減少として現れているとなると、これはいよいよ恐ろしい事態になっている可能性があります。鳥は食物連鎖の頂点に分類されている生き物ですが、それが減少しているということは、底辺が崩れている証拠です。

異変が始まったというより、顕在化してきたというほうが正確な表現かもしれません。

よこうち・たけし 自然農法家・ジャーナリスト 10年以上の全国紙記者経験を経て、まちづくり、福祉、教育分野を訪ね歩き、最後のテーマとして「食と農」の道に入る。肥料と農薬を一切使わない農法で特許取得。自給できる日本、自立した日本の再興を目指して活動を始める。

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